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【30%OFF】声の 小さい古書店の店員さんと「さ [君ぽい漢字四文字]

【30%OFF】声の小さい古書店の店員さんと「ささやき」甘々、恋人エッチ。[Sharktales.]



2022年03月06日0時
◆あらすじ

人目の付かない路地の奥に、その店はひっそりと存在した。
昭和の時代、いやそれ以上昔だろうか。
まるで時間が止まっているのではないかと錯覚を覚えるほどの、ボロ……趣のある建物。
店の中を窺い知ることのできる窓はなく、「営業中」と描かれたプレートが、色あせたドアに吊るされているのみ。
主人公であるアナタは知的探究心を抑えきれず、店の中に入ることにした。

油の注されていない蝶番が軋む音。
目の前に広がる本の山。置き場がなく積まれているようだが、どれも埃は被っていない。
息を吸い込むと、紙とインクの匂いが鼻を抜けていく。
そうか、ここは古書店なのだ。
店の佇まいから察するに、置き場がないのではなく、買い手がいないのだろう。

「パラッ……」「パラッ……」

紙をめくる音だ。
……先客がいたのだろうか。
店の奥へと板張りの床を、一歩、また一歩と歩みを進める。

音の先にいたのは、黒い髪の美しい女性。
薄暗い店の中、夕日を灯りに、集中した様子で本を読んでいた。

そしてアナタは声を掛ける。
「あの、このお店は……」

目の前の女性がハッとして顔を上げる。
口を動かすが、声は聞こえない。

困惑した自分を見た彼女は、立ち上がり、ゆっくりとした動きでこちらに歩み寄る。
そして耳元で、こう口にするのだ。

「いらっしゃい、ませ……」
「神保古書店…へ、ようこそ……」

それが”声が極端に小さい”、本子(もとこ)さんとの出逢いだった。

恋に落ちたアナタは、それ以降、足繁くこの店に通うことになる。
そして今日も今日とて、いつもの様に彼女が待つ神保古書店に赴くのだが
今日だけはいつもと様子が少し違っていて……。



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